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[Godot Engine 004]Blenderから3Dモデルをインポートする

またGodotEngineの検証記事となります。

今回は、Blenderで作成した物体をGodot上にインポートする手順について検証します。

これまでは簡単な図形でGodotのプロジェクトを作成し検証してきましたが、もっと複雑なモデルをGodot Engineで扱おうとした場合、Godot単体で作成する事は困難になってきます。
そのため、通常複雑なモデルは3Dモデリングソフトでモデリングを行い、作成したデータをGodotに取り込むと行った手順をとることになります。

3Dモデリングソフトにはいろいろな製品がありますが、無料で使える有名なソフトとして Blender があります。
今回は Blender で作成された3Dモデルを GodotEngine にインポートする方法を検証していきます。

とは言っても、3Dのモデルを最初から作成する事は結構困難な作業になるので、本稿ではどこかしらのサイトからフリーの素材を拝借し、そちらで検証していきます。

Blenderのインストール

まずは Blender のインストールを行います。

インストーラの入手

https://www.Blender.org/download/
Windows, macOS, Linux版がありますので、使ってるOSに合わせてインストールパッケージをダウンロードしてください。
自分の場合はWindowsなのでWindows版のインストールパッケージをダウンロードしました。

インストール

Windowsの場合はダウンロードしたインストーラをそのまま実行でOKです。
他のOSについては分からないのですが、多分普通のインストール方法で大丈夫だと思います。

起動すると初期設定画面が表示されるので、Langageに日本語を設定し、ボタンを押します。
(言語が英語のままが良い方はそのままでもいいです。他の設定はお好みで)

blender起動初期画面

初期画面が起動されます。

Blender の使い方については本稿では省略します。
自身でモデリングをやってみたい方はこちらのチュートリアルあたりから始めるのが良いと思います。
blender起動初期画面

Godot Engine's native Blender exporter add-onのインストール

Blenderで作成したモデルをGodotで読み込める形式にするために、Blender側で .escn というファイル形式でモデルを出力する必要があります。

そのためには、別途アドオンをインストールする必要がありますので、その手順を説明します。 (アドオンを使用せずに標準で .gltf という形式で出力しても読み込む事ができますが、自分が試した限りでは色々とうまく行かない事があったため、今回はアドオンを使用します)

アドオンの入手

アドオンはgithubの以下アドレスより入手できます。
https://github.com/godotengine/godot-Blender-exporter

 code  をクリックして出てくるメニューより、  Download ZIP  を選びZIPをダウンロードします。
(事前に圧縮を行うためダウンロードが始まるまで少し時間がかかります)
githubのメニューより選択する

アドオンのインストール

ダウンロードしたzipファイルの中にある io_scene_godot という名前のフォルダを解凍して C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\3.0[※]\scripts\addons 配下にフォルダごとコピーします。
※Blenderのバージョンによって場所が違います。
(今回使用しているバージョンは3.0になります)

Blenderを再起動します。

設定のプラグインに Import-Export: Godot Engine Exporter が表示されていると思います。
チェックが付いていない場合、チェックを付けてプラグインを有効にしてください。
プラグインにチェックを付ける ;

サンプルモデルの入手

今回サンプルとして使用するためのモデルを用意します。

サンプルモデルのダウンロード

モデルは何でも良いのですが、今回はこちらのサイトの3Dモデルを拝借します。
Quaternius・RPG Character Pack
CC0ライセンス との事なので多分勝手に使っても大丈夫なものです。
(もし問題あるようでしたらご指摘頂けるとありがたいです)

上記サイトの Download をクリックすると Google Dirve に遷移するので、上のタイトル部分の ▼ を押すと出てくるメニューより ダウンロード を選択してフォルダ内の全てのファイルをダウンロードします。
GoogleDriveのメニュー

プロジェクトの作成とサンプルモデルのコピー

先に Godot のプロジェクトを作成しておきます。

作成する場所・名前は任意ですが、説明では D:\Projects\godot\test\test03 にプロジェクトを作成していきます。
godotのプロジェクト作成画面
先程ダウンロードしたサンプルモデルファイルの中から blendsTextures フォルダを解凍し、Godot のプロジェクトフォルダ内にコピーしておいてください。
godotのフォルダにコピー

ここまでが事前準備になります。

次に、Blender からのエクスポートと、Godot へのインポート作業を行っていきます。

投稿者プロフィール

KARASU
うーん いろいろ考え中。。。

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