こちらの記事でAndroidの動作確認をする必要があったのですが、私は普段はiPhoneでAndroidは4、5年使っていないためまともな実機を持っていません。
なので、Androidエミュレータ"Nox" を入れてみることにしました。
NoxPlayer(ノックスプレイヤー)とは中国・北京に本社を構えるノックスデジタルエンターテインメント(Nox Digital Entertainment Co. Limited)(本社:中国・北京、代表者:韓 哲)が設計・開発などを手がけている無料のAndroidエミュレーター。との事です。
Android OS向けに開発されたソーシャルゲームをWindows PCやMacの大画面で楽しめるエミュレーターをコンセプトにしている。
中国製のアプリという事で、やはり気になるのがセキュリティの問題でしょう。
最近はTiktokなど中国製のアプリの情報漏洩疑惑など、何かときな臭い問題がおきていますので、やはりこのアプリも大丈夫なのかと不安になります。
無料アプリなので、最終的には自己責任で使用するしかないのですが、一応Noxは公式で一般データ保護規則(GDPR)を順守していると言っているので、ある程度の信用は出来るのかなと個人的には思っています。
ですが、使用するGoogleアカウントなどは念のため捨てアカを作成して使用するなどした方が良いのかもしれません。
しつこいようですが、全て自己責任になるので、それを理解した上で使用してください。
こちらよりセットアップイメージをダウンロードします。
電話番号を追加するか聞いてきますが、今回は検証用の端末として作成していますので、追加しません。
画面に入り切りませんでしたが、下にスクロールすると"スキップ"ボタンがあるので、そちらを押します。
Googleサービスの確認画面が出てきます。
Googleドライヴへのバックアップが、デフォルトでONの状態になっているので、OFFに設定して、"同意する"ボタンを押す。
左の一覧から "性能設定" を選択し、解像度の設定を "携帯電話:900x1600" に変更します。
設定が完了したら、"設定の保存" を押し、一旦Noxを終了させて再起動するとスマホモード縦画面に変更されています。
ここまでで、一応NoxPlayerが使える状態になりましたが、見ての通り画面にはゲームのアイコンがたくさん並んでいます。
これはゲームがインストールされているわけではなく、Noxの標準ランチャーの機能で、いわゆる広告のようなものです。 なので削除することが出来ません。
そのため、標準のホーム画面アプリを別なものに変更します。
使用するホーム画面は "Nova Luncher" というものが良さげなので、そちらをいれていく事とします。
ドロワーの開閉方式の設定です。
デフォルトでは、"上へスワイプ"になっていますが、エミュレータをマウスで操作する場合、スワイプで開くのはかなり厳しいかと思います。
なので、ここは"ドックアイコン"に変更して、"次へ"を押してください。
これで、Nova Luncherの設定は終了です。
次にNox標準のホーム画面を消す作業を行います。
これを行わないと、Nox側で勝手に設定を変えられて、ホーム画面が元に戻ってしまいます。
ここからの作業は、Root権限が必要になります。 先ほど画面の設定を行う際に、Root権限も付与しましたが、付けていない方は、設定を開いてRoot権限を付与しておいてください。
ドロワーを開いて、Noxに標準で入っている、Amazeというファイラーを開きます。
標準で入っているアプリは信用できないという方は、Roor権限での操作ができる別のファイラーでも構いません。
//system/app/Launcher フォルダに移動し、launcher_2.9.6_en_signed.apk ファイルをリネームします。
リネーム後のファイル名は何でも良いのですが、拡張子は "apk" 以外のものにしてください。
再起動すると、ホーム画面が Nova Luncher一択になります。 ゲームアプリのアイコンも消えていますね。
下の画面は、その後に chromeをインストールしたり、少しレイアウトをいじったりしています。
皆さんもお好みで☺
Windowsで動作するAndroidエミュレータはSDK標準のものや、他にいくつか製品がありますが、操作性・互換性・パフォーマンスの観点から現状Noxが一番ではないかと思っています。
OSのバージョンが7.xと最新よりも少し古いのが難点ですが、このバージョンで動かないアプリやゲームはごく僅かだと思いますので問題はないと思います。
ちなみに、今回ホーム画面アプリを入替えましたが、Nox自体のバージョンアップを行うと、ホーム画面がNox標準のものに戻ってしまうようなので、都度変更作業が必要になります。