Google App Store版のTermuxは現在更新が停止しているので代わりにF-Droidというアプリからインストールを行う。
なので、まずはF-Droidを端末にインストールしておく。
F-Droidのインストールが完了し起動したら、F-DroidからTermuxのインストールを行う
$ pkg update選択肢はいずれもYを選択する。
$ pkg upgrade
$ termux-setup-storage下記のメッセージが出るので、許可を選択する。
$ ls -la storage/shared結果は次の通り(※端末によって内容は違ってきます)
total 7 drwx------ 2 u0_a280 u0_a280 3452 Jun 29 15:48 . drwx------ 5 u0_a280 u0_a280 3452 Jun 30 09:34 .. lrwxrwxrwx 1 u0_a280 u0_a280 24 Jun 29 15:48 dcim -> /storage/emulated/0/DCIM lrwxrwxrwx 1 u0_a280 u0_a280 28 Jun 29 15:48 downloads -> /storage/emulated/0/Download lrwxrwxrwx 1 u0_a280 u0_a280 48 Jun 29 15:48 external-1 -> /storage/9C33-6BBD/Android/data/com.termux/files lrwxrwxrwx 1 u0_a280 u0_a280 26 Jun 29 15:48 movies -> /storage/emulated/0/Movies lrwxrwxrwx 1 u0_a280 u0_a280 25 Jun 29 15:48 music -> /storage/emulated/0/Music lrwxrwxrwx 1 u0_a280 u0_a280 28 Jun 29 15:48 pictures -> /storage/emulated/0/Pictures lrwxrwxrwx 1 u0_a280 u0_a280 19 Jun 29 15:48 shared -> /storage/emulated/0自分の環境の場合、SDカード(external-1)へのアクセスがうまくいかないようなので、そこだけ手動で修正する。
$ rm storage/external-1
$ ln -s /storage/9C33-6BBD storage/external-1
$ pkg install proot android-tools wget curl git
D:\platform-tools> adb shell settings put global settings_enable_monitor_phantom_procs false
OpenSSHのインストールを設定を行い、パソコンなどの外部端末から端末を操作できるようにしておく
Android端末がパソコンと同じローカルネットワーク環境に接続されていることが前提となります。
$ pkg install openssh
$ pkg install termux-am-socket termux-api
$ password設定したパスワードは忘れないように覚えておく
$ ifconfig以下のような結果が返ってくるので、赤字の部分のIPアドレスを控えておく
Warning: cannot open /proc/net/dev (Permission denied). Limited output. lo: flags=73ここで表示されたIPアドレスは変更される可能性があるので、基本接続前に毎回確認する必要がある。mtu 65536 inet 127.0.0.1 netmask 255.0.0.0 unspec 00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00 txqueuelen 1000 (UNSPEC) wlan0: flags=4163 mtu 1500 inet XXX.XXX.X.XX netmask 255.255.255.0 broadcast XXX.XXX.0.XXX unspec 00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00 txqueuelen 3000 (UNSPEC)
$ sshdTermux起動時に自動起動できるよう、.bashrcを設定しておく
$ echo sshd > ~/.bashrc
$ termux-wake-lockこれを入力することで、Termuxを起動している限り端末がスリープ状態にならなくなる。
$ termux-wake-unlock
ここではWindows10のパソコンを用いて接続を行う
C:\> ssh -p 8022 XXX.XXX.X.XX
赤字の部分は上で控えたIPアドレスになります。
The authenticity of host '[XXX.XXX.X.XX]:8022' can't be established. ECDSA key fingerprint is SHA256:XXXXxXxXXXXxXXxXXXXXXXXXXXXXxXXXXXXXXXXxxXX. Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?
以下必須ではないが、Andorid端末のストレージをSSHを用いてWindowsパソコンのExplorerから参照できるようにしておく。
これをやっておくと、写真のダウンロードや通勤・通学中に見たい漫画や動画をアップロードする作業が捗るので設定することをお勧めします。
自宅のWifi環境等から接続した場合に限定されるが、IPアドレスを固定化しておいた方が色々と便利なので設定する
このあたりの設定方法は端末によって際があるので、あくまでも自分の端末の場合の説明となる
\\sshfs\XXX.XXX.XX.XXX!8022
赤字部分はIPアドレスパスワード入力画面が出てくるので、設定したパスワードと、「このアカウントを記憶する」にチェックを入れる。
以下のようにエクスプローラにTermuxのホーム画面が表示されたら成功
\\sshfs.r\XXX.XXX.XX.XXX!8022\storage\emulated\0
ここのWindowsショートカットをホームに作成しておくと便利
C:\> NET USE Z: \\sshfs\XXX.XXX.XX.XXX!8022
今回は以上となります。
次回はproot-distroを使ってUbuntuをインストール・設定していきます。